五十歳になりました。

ちょうど一ヶ月前(七月七日)に50歳になりました。

十代の時には、自分だけは二十歳にならないような気がして、二十代の時には無茶な山登りで三十代にはならずに死ぬだろうと思い、三十代でも同様に思っていました。

四十代になって、どうやら自分も人並みに老いを迎えるらしいと思ったのも束(つか)の間、大動脈乖離で本当に死にそうになり、死の淵から生還して五十歳を迎えました。

「四十にして惑はず、五十にして天命を知る」と孔子は言いましたが、私は「五十にして天命無きを知る」と言い換えます。

私に与えられた「天命」などは無いのです。

天命の有無にかかわらず、人は一日々々を死に向かって生きるしかなく、中にはそうではない偉い人もいるのでしょうが、私は自分もその他大勢の「偉くない人(凡人)」にすぎないことをこの十年で深く理解しました。「偉い人」とはどういう人か?

それは後述します。

誕生日は、今年も富士山に登りました。このところ御殿場口からばかり登っていましたが、今年は須走口(すばしりぐち:静岡県小山町)から登りました。

須走口五合目は、御殿場口新五合目よりも標高が500m高く、登るのも下るのも楽だからです。もう楽をすることを追求してもよい年齢だと思います。

富士登山者の7割が利用する富士スバルライン5合目は更に350m標高が高いのですが、とにかく人が多くて嫌になるので、須走口を利用した次第です。

須走口登山道を利用しても8合目からは吉田口登山道に合流し、吉田口登山道は6合目でスバルライン口登山道に合流されてしまいますから、どうせ8合目以上で混むのですけれど、それまでは静かな山登りを楽しめます。

吉田口頂上にある3軒の山小屋は、今年は7月10日の静岡県側登山道の山開き(山梨県側は7月1日)を待って開店とのことで、お金だけ持って頂上に上がって来た人たちは、飲み物も食べ物もおみやげも買えず、お気の毒でした。

富士山測候所下の「お鉢めぐり(西回り)」トラバースルートは雪がべったり付いていて危険そうだったので、東回りで剣ヶ峰まで行きました。

本当の日本最高地点である、剣ヶ峰の「日本最高峰富士山剣ヶ峰 三七七六m」標識(石柱)に行くためには、どうしても富士山測候所まで登る必要があります。今回で10回目の富士登山ですが、測候所直前の急坂(通称:馬の背)が年々きつくなる気がして、「寄る年波」を意識せざるを得ませんでした。

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山登りでもやっていればいいのに。そうすればおじさんたちのアイドルになれたことは間違いないのに、稲田朋美がいじめ抜かれたあげくに防衛省を去りました。

一週間前の7月31日、自衛隊の音楽隊が奏でる『蛍の光』が流れる中を、彼女は泣き泣き、防衛省の階段を下りていきました。

http://www.asahi.com/articles/ASK705D26K70UTFK00F.html?ref=nmail

安部晋三が、年甲斐もなく彼女に恋をしていた気持ちはわかります。

目が悪いわけでもないのに、地元福井名産の眼鏡フレームを宣伝するために、「度無し」眼鏡をかけていましたが、それが中々色っぽく、後ろ姿の背中と腰とおしりも中々に色っぽく、そんなのが「首相のお考えには深く賛同いたしますわ」と言ってすり寄ってきたら、私が安部さんでも好きになって、閣僚に任命してしまいそうです。

しかし、防衛大臣というのは女の人には荷が重すぎます。そんなのではなく、「一億総活躍ナントカ」とか、「女性活躍ナントカ」とか「少子化対策大臣」とか、その他「ナントカ、カントカ担当大臣」とか特定の省庁に属さない、どうでもいい閣僚にしてあげるのが、彼女に対する安部さんの愛情表現としては適当だったのだろうと思います。

昭恵さんは彼女をどう思っていたのでしょう。「モリ」と「カケ」という二つの「学園ドラマ」が無かったら、彼女も発言できたでしょうに、お気の毒です。

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1989年の天安門事件の英雄「劉暁波」が死にました。

http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40604347

党員数九千万人の中国共産党を敵に回して、最後まで戦いを辞めませんでした。

「地獄に行きたいなら、暗いと文句を言うな」

「私に敵はいない」

こういうことをサラッと言える人。

そういう人が「偉い人」です。

彼の文章の日本語訳が読めることは、あまり知られていないと思いますので、紹介します。

ノーベル平和賞の授賞式で代読されたものです。

https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/luixiaobo_fulltext.html

皆様、暑中お見舞い申し上げます。御自愛ください。